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琵琶デュオとは

 

江戸時代より続く、正派薩摩琵琶の後藤幸浩と、昭和の改良型である鶴田流薩摩琵琶を操る水島結子による、べテラン×若手女子の、

世にもめずらしい男女異流派デュオ。

琵琶の、“ビヨーン”という“さわり”と呼ばれる独特の倍音成分をこよなく愛し、日々魂削る。超絶技巧での激しい弾法に声を乗せて、

古典から新作、カヴァ曲まで、多彩な音楽性で歌い・語る、異色・異端な現代の琵琶法師。

後藤は高校時代、ギタリストを目指したが、ある黒人ブルーズ・ミュージシャンの教えを受けた際、やはり自分の国の楽器をやらねば、と大学時代より薩摩琵琶に転向。水島は、「どうして戦前あんなに流行った琵琶がこんなに廃れたの?隣国韓国では人々の側に伝統芸能があるのはなぜ?」と思い立ち、韓国ソウル大学国楽科(伝統芸能科)に日本人学部留学生としては初の交換留学生として留学。音楽経験豊富な2人が奏でる琵琶楽は唯一無二。学習院大学の非常勤講師も勤めている。


2017年2月にはニュー・アルバム『二人囃子』をリリース。「ミュージック・マガジン」「レコード・コレクターズ」「タワーレコードintoxicate#126」「Euro-Rock Press」など音楽専門誌で好評を得る。水島結子をフィーチャしたバンド版アルバム『BIWA AND LIPS』も発売中。

写真:大槻茂

後藤幸浩プロフィール

後藤幸浩(ごとうゆきひろ)          

 

 

熊本県出身。薩摩琵琶演奏家・正伝薩摩琵琶普門院流師範。弦城会主宰。正伝薩摩琵琶(戦国~江戸時代からの伝統を引き継いでいる、オリジナルの薩摩琵琶)最後の名人と言われた故・普門義則(紫城)に師事し、「弦城」の名を得る。語り物の古典からオリジナル曲などの幅広いレパートリー、濃密な弾き語りで独自の世界を築く。2008NYLA公演に参加し好評を得る。『田舎人のうた』他6枚のCDを製作。学習院大学・和光大学非常勤講師。専修大学三曲同好会等での琵琶演奏指導。

水島結子プロフィール

水島結子(みずしまゆいこ) 

 


東京都出身。薩摩琵琶鶴田流演奏家。早稲田大学教育学部卒。

大学入学時より薩摩琵琶を鶴田錦史の一番弟子である田中之雄に師事。

詩吟を吟亮流吟風会にて学ぶ。

2006年大韓民国ソウル大学国楽科(伝統音楽科)に、学部生では初の日本人交換留学生として留学。チャンゴ等の打楽器を専攻し、帰国後もパンソリ、韓国南道民謡等を学び、改めて日本の語り芸である琵琶楽に情熱を傾ける。文科省科学研究費にて「琵琶新聞」を研究し、論文を発表するなど演奏と研究を両立する数少ない演奏家。平家琵琶と薩摩琵琶の理解・研究に努める「辨天琵琶会」を主宰。学習院大学非常勤講師。専修大学三曲同好会での琵琶演奏指導。